台風の影響は残るは,なんだかんだあるわ,日本の状況は良くないですが皆様いかがお過ごしでしょうか.
さて,高速で時間遅れの少ない通信ができると言われている第5世代(5G),さらには先日NTTがシャノン限界を達成し,かつ実行可能な通信路符号を実現したので6Gも直近の未来となってきており,将来的にキラーコンテンツになると言われているVR.
Googleによるゲームのストリーミング配信,フェイスブックによるゲームエンジン会社Unityの買収の噂,さらにはアップルが新しいグラス型デバイスを出すのではないかという予測などなど......
GAFAと呼ばれるネット時代の世界の覇者となった企業,その他シリコンバレーの企業,ITに力を入れて追い上げてきている中国などといった風にここ数年のVR産業にかける投資は加熱しています.
そんな中、Googleは次のステージに足を進めたようです.
米Googleは10月15日（現地時間）、自社運営のオンラインショップGoogleストアからVRヘッドセットの「Daydream View」のページを削除し、販売を終了することを認めた。
Googleは米VentureBeatなどに対し、Daydream Viewの販売を終了することを認める声明文を送った。この中で「われわれが期待していた一般消費者や開発者による幅広い採用はなく、利用が徐々に減少していくのを見てきた」と販売終了の理由を説明した。スマートフォンをVRヘッドセットに挿入するという使い方は、ヘッドセットを使う間アプリへのアクセスを奪うことになるのも大きな問題だとしている。
Googleは現在、Google LensやGoogleマップのAR機能などのAR体験に多額を投資しているとも語り、VRからARにシフトしていることを示した。
続きはソース元で : https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1910/16/news072.html
HTC社のVIVEなど,良質かつ安価なVRゴーグルがすでに市場にあるのでARでより大きな利益を取って行くんだろうなという予測と同時に,やはりこれから先に必要になってくるのはAR技術ないしはそれ以外のXR技術なんだなと強く感じました.
Googleのこの発表により,一部ネット界隈では「VR終了」と言われていますが,私としては「VRはまだ始まっていない」という風に考えています.というのも,先日購入した「VR言論(服部桂・著)」で初めて知ったのですが,VRというのは2019年現在,商用化されて30年,インターネットの前身が開始されて50年という記念すべき年です.近年のブームは言うなれば二回目,１回目と比較して技術自体は大きく変わりましたが,その根本にある基本的な考えやテーマといったものはそれほど変わっていません.
今のヘッドセットはまだfps値や解像度を上げるにはPCスペックがかなり必要といったことなど、問題点はまだまだあります.桁違いに負荷が下がる技術が開発された時が今度こそ真のVR元年が来るのかなと思いました.
今回は以上です.
VR自体まだまだこれからですし,それ以外のXR技術,特にARにも期待ってところです.
